「女帝アスカムⅥ」著者解説。
自作のWEB小説「女帝アスカム」に、ついにお友達のN.T.ミサイルさんをモデルにした人物を登場させることができましたぁ(嬉々)。
その正体は元九州帝国大学、精神病科教授・正木 敬之(まさき けいし)博士であり、今では自らの知能、知識、人格を人工知能(AI)化して、人工衛星に搭載されたそのAIが地上を見つめているという設定です。正木教授は「ドグラ・マグラ」という小説に出てくるので、興味をもたれた方は読書に挑戦してみて。あのね・・・角川文庫版のブックカバーが実にエッチなの(笑)。
「ドグラマグラ」は、大正15年頃、九州帝国大学医学部精神病科の独房に閉じ込められた、記憶喪失中の若き精神病患者の物語であり、「私」という一人称で語られていく。
「私」は・・・九州帝国大学の精神病科の病室で目覚める。記憶を失っており、自分の名前すら判らない。法医学教授・若林博士の言葉によると、呉一郎という人物が起こした二つの殺人事件の謎を解く鍵は彼の失われた記憶の中にあるらしい。そして、次第に「私」は殺人犯・呉一郎本人ではないかと思い始める…。同大学精神病科教授・正木 敬之博士は「狂人の解放治療」なる計画の発起人である。学生時代から常人の理解を超越した言動で常に周囲を驚かせてきたが、この正木教授が事件の真相を知っているのは確かであるのだが、若林博士の言葉によると、「私」が目覚める1ヶ月前に自殺したのだという。
・・・とまあ、こんな感じで話が始まる鬼才・夢野久作の描いた世紀の奇書です。怪奇性と幻想性の色濃い作風で、沼正三の「家畜人ヤプー」と並び称される実に魅惑的な作品です。1935年に刊行されて以来、1988年には映画化もされているし、DVDも出てるみたい。最近ではイーストプレス社の「まんがで読破」シリーズで大胆にもコミック化されています。まずは原作をお勧めしますが、難解な物がつらいという方にはコミックって手は確かにあるかもね(笑)。
「まんがで読破」シリーズは結構、こういった奇書と言われる小説のコミック化に挑戦していて、興味を惹かれますね。カフカの「変身」やダンテの「神曲」もあるみたいです。
ダンテの「神曲」は永井豪の「デビルマン」シリーズや「魔王ダンテ」の中でも描かれていて、ご存知の方も多いかも。忠実にコミックした永井版の「神曲」もあるのでこちらも要チェック!!!
その正体は元九州帝国大学、精神病科教授・正木 敬之(まさき けいし)博士であり、今では自らの知能、知識、人格を人工知能(AI)化して、人工衛星に搭載されたそのAIが地上を見つめているという設定です。正木教授は「ドグラ・マグラ」という小説に出てくるので、興味をもたれた方は読書に挑戦してみて。あのね・・・角川文庫版のブックカバーが実にエッチなの(笑)。
「ドグラマグラ」は、大正15年頃、九州帝国大学医学部精神病科の独房に閉じ込められた、記憶喪失中の若き精神病患者の物語であり、「私」という一人称で語られていく。
「私」は・・・九州帝国大学の精神病科の病室で目覚める。記憶を失っており、自分の名前すら判らない。法医学教授・若林博士の言葉によると、呉一郎という人物が起こした二つの殺人事件の謎を解く鍵は彼の失われた記憶の中にあるらしい。そして、次第に「私」は殺人犯・呉一郎本人ではないかと思い始める…。同大学精神病科教授・正木 敬之博士は「狂人の解放治療」なる計画の発起人である。学生時代から常人の理解を超越した言動で常に周囲を驚かせてきたが、この正木教授が事件の真相を知っているのは確かであるのだが、若林博士の言葉によると、「私」が目覚める1ヶ月前に自殺したのだという。
・・・とまあ、こんな感じで話が始まる鬼才・夢野久作の描いた世紀の奇書です。怪奇性と幻想性の色濃い作風で、沼正三の「家畜人ヤプー」と並び称される実に魅惑的な作品です。1935年に刊行されて以来、1988年には映画化もされているし、DVDも出てるみたい。最近ではイーストプレス社の「まんがで読破」シリーズで大胆にもコミック化されています。まずは原作をお勧めしますが、難解な物がつらいという方にはコミックって手は確かにあるかもね(笑)。
「まんがで読破」シリーズは結構、こういった奇書と言われる小説のコミック化に挑戦していて、興味を惹かれますね。カフカの「変身」やダンテの「神曲」もあるみたいです。
ダンテの「神曲」は永井豪の「デビルマン」シリーズや「魔王ダンテ」の中でも描かれていて、ご存知の方も多いかも。忠実にコミックした永井版の「神曲」もあるのでこちらも要チェック!!!