映画『奴隷船』・・・無念。
先日、女装子の元聖地・上野オークラに久しぶりに行ってきました。元聖地とはいえ、まだまだ女装の方は居られますね♪
今回は、別にハッテンしようって訳では全くなく、愛染恭子主演の「奴隷船」が観たかったからなんですと・・・一応は言い訳(爆)。久々にイケメン?が来たって言うんで、オジサマにちょっかい出されそうになった事実はありますが・・・ホント、落ち着かないわぁ。
オークラは元々上野公園入り口の交番から見える場所にあったのですが、現在は不忍池へ繋がる路地にあった上野スター座(2Fで薔薇族映画をやってた所)を取り壊し、新しく建物を建て直して移転。今月4日から新たなスタートを切り、すっかり綺麗な劇場に生まれ変わっていました。
元々あった上野スター座は、洋ピン専門館を経て、一般映画の2番館としてしばらくがんばっていたので、潰してしまったのは映画ファンとしては残念。スター座にいけば普段見逃していた話題作を観ることができて、とても感謝していたから・・・。(「三丁目の夕日」はココで観ました。)
さて今回は映画『奴隷船』の感想です。
昭和最高のポルノスター愛染恭子さんの引退作品ということで、どんなものかと興味津々。
なぜかと言えば武智鉄二監督の「白日夢」はすごかったですから・・・年齢的にリアルで劇場で見られなかったのが残念すぎる。さらに言えば、代々木忠監督とのコラボAVに至っては脳天を一撃でやられました。
ただ今回の作品は、そういった伝説的女優の引退作品として期待していただけに残念な出来でした。
同じ団鬼六作品では谷ナオミさんが人気絶頂で出演した「生贄婦人」とは比べるまでもなく、今作で業界から引退するという愛染恭子さんの肉体の衰えは寂しい限り。
他の出演者もベテランばかりで新鮮味がない。一人ぐらいフレッシュな新人を入れるとか、そういうキャスティングセンスがないものかと思っちゃいました。熟女のしっとりとした感じと若い肉体のフレッシュさを対比すれば、主演熟女女優の衰えた肉体でさへ愛惜しく美しいものへと昇華するってもんでしょう。これは監督はもちろんプロデューサーの責任ね。
どうせベテラン勢で作るなら、佐々木麻由子主演、蛍雪次郎(特別出演)、里見瑤子、吉行由美って感じだったら何とか名作になりえた感じがする。
それにしても、縄の似合う女優っていなくなりましたね~~~。っていうか、絶滅っぽい(汗)。
ただし、この映画ストーリーは◎。マゾヒストの悲しい性をSM作家の悲恋として描くあたり、脚本家の力量はなかなかだし、映像の方もベテランであろう手堅い演出が功を奏して、ピンク映画としての見応えは十分。私たちのようなマゾヒストには特に共感できる心理描写もあってそこは結構ツボだったりします。
結果、原作も脚本もいいのにSM女優の絶滅、およびキャスティングミスで、実に残念な普通の作品になってしまって勿体無いっていう感じです(汗)。
最後に・・・愛染恭子さん、本当に長い間お疲れ様でした。
今回は、別にハッテンしようって訳では全くなく、愛染恭子主演の「奴隷船」が観たかったからなんですと・・・一応は言い訳(爆)。久々にイケメン?が来たって言うんで、オジサマにちょっかい出されそうになった事実はありますが・・・ホント、落ち着かないわぁ。
オークラは元々上野公園入り口の交番から見える場所にあったのですが、現在は不忍池へ繋がる路地にあった上野スター座(2Fで薔薇族映画をやってた所)を取り壊し、新しく建物を建て直して移転。今月4日から新たなスタートを切り、すっかり綺麗な劇場に生まれ変わっていました。
元々あった上野スター座は、洋ピン専門館を経て、一般映画の2番館としてしばらくがんばっていたので、潰してしまったのは映画ファンとしては残念。スター座にいけば普段見逃していた話題作を観ることができて、とても感謝していたから・・・。(「三丁目の夕日」はココで観ました。)
さて今回は映画『奴隷船』の感想です。
昭和最高のポルノスター愛染恭子さんの引退作品ということで、どんなものかと興味津々。
なぜかと言えば武智鉄二監督の「白日夢」はすごかったですから・・・年齢的にリアルで劇場で見られなかったのが残念すぎる。さらに言えば、代々木忠監督とのコラボAVに至っては脳天を一撃でやられました。
ただ今回の作品は、そういった伝説的女優の引退作品として期待していただけに残念な出来でした。
同じ団鬼六作品では谷ナオミさんが人気絶頂で出演した「生贄婦人」とは比べるまでもなく、今作で業界から引退するという愛染恭子さんの肉体の衰えは寂しい限り。
他の出演者もベテランばかりで新鮮味がない。一人ぐらいフレッシュな新人を入れるとか、そういうキャスティングセンスがないものかと思っちゃいました。熟女のしっとりとした感じと若い肉体のフレッシュさを対比すれば、主演熟女女優の衰えた肉体でさへ愛惜しく美しいものへと昇華するってもんでしょう。これは監督はもちろんプロデューサーの責任ね。
どうせベテラン勢で作るなら、佐々木麻由子主演、蛍雪次郎(特別出演)、里見瑤子、吉行由美って感じだったら何とか名作になりえた感じがする。
それにしても、縄の似合う女優っていなくなりましたね~~~。っていうか、絶滅っぽい(汗)。
ただし、この映画ストーリーは◎。マゾヒストの悲しい性をSM作家の悲恋として描くあたり、脚本家の力量はなかなかだし、映像の方もベテランであろう手堅い演出が功を奏して、ピンク映画としての見応えは十分。私たちのようなマゾヒストには特に共感できる心理描写もあってそこは結構ツボだったりします。
結果、原作も脚本もいいのにSM女優の絶滅、およびキャスティングミスで、実に残念な普通の作品になってしまって勿体無いっていう感じです(汗)。
最後に・・・愛染恭子さん、本当に長い間お疲れ様でした。